ねこめし

アイドルが好きです

20200720 - 2021年のあなたへ

 こんにちは。そちらの東京、いかがお過ごしですか。

‪‪‪ きっと暑い日が続いているのでしょう。もっと暑いところから帰って来た及川さんなら、案外へっちゃらだったりしますか? それとも、やっぱり地元の寒さが恋しくなったりするのでしょうか。

‪‪‪ 前置きが長くなってしまってごめんなさい。たくさん言いたいことがあったので、部屋でひとり、これを書いています。


‪‪‪ まずは、こんなに大変な世界の中で、夢を諦めず、希望を捨てず、ずうっと生きていてくれて、本当にありがとうございました。

‪‪‪ ……私からお礼を言われても、きっと嬉しくはないと思うけれど。それでも自分勝手に言いたくなるくらい、私は、及川さんのことが好きなんです。知ってましたか? ……今さら言葉にすると、ちょっと恥ずかしいですね。


‪‪‪ そして。長い間ずっと、傍で私を支えてくださって、ありがとうございました。

‪‪‪ 及川さんは知らないと思うけれど、私は、及川さんのお陰でできたことが、たくさんあります。及川さんがいたから、決心がついたこともあります。及川さんが繋げてくれた縁もあります。たくさんの愛と、勇気と、かけがえのない時間を貰いました。だから、今は感謝の気持ちでいっぱいなんです。


‪‪‪ 私は及川さんみたいに強くないから、この8年の間、全然がんばれない日もたくさんあったけど。それでも、間違いなく、及川さんがいたからがんばれた日がありました。ずっとずっと、ずーっと、これからも、そうやって生きてゆくことを、どうか許してください。なんせ、こんなに長い間この生き方をしてきたので、他の生き方は忘れちゃったんです。なので大目に見てください。ね。


‪‪‪ 今まではずっと及川さんの過去を追体験させてもらっていたのに、今日からは、私が未来の及川さんに追いつくまでの日々が始まります。それはなんだかとっても不思議な感じで、でも、嫌な感覚は全くしなくて。だから、及川さんに会える来年の夏が、今からとても楽しみです。もう少しだけ、待っていてください。

 

 

 

‪‪‪ あと、そのー、それから、…………それから、今は、とても、寂しいです。及川さんは、これからもずうっと綺麗なまま、美しい魂のまま生き続けるのに、私にはもうそれを見ることが叶わないから。

‪‪‪ 愛おしいという気持ちも、一歩を踏み出す勇気も、たくさんの思い出も貰ったのに、これ以上望むのが欲張りだって、分かっています。それでも、やっぱり、ずっと一緒にいたかった。


‪‪‪ いたかった。笑ってるところも、泣いてるところも、コートに立っている瞬間も、楽しそうな表情も、まっすぐな立ち姿も、時々おどけるところも、ちょっと大人気ないところも、バレーが大好きだって言ってるところも、もっともっと、見届けたかった。もっとたくさん好きだって言いたかった。一生分言ったと思ったのに、ぜんぜん足りなかった。寂しい。寂しいよ。もっともっと一緒がいいよ。及川さんはずっとかっこいいままなのに、私だけおばあちゃんになるなんて狡いよ。


‪‪‪ 無理だって分かってるのに、気持ちが割り切れなくて、涙も止まらなくて、つくづく情けない私で、最後までこんな私で、ごめんなさい。でも、いま言わなきゃ駄目な気がしたから、これは消さないでおきます。おめでとうの私も、ありがとうの私も、寂しいの私も、みんな本物です。それだけは、知っておいてください。


‪‪‪ 明日から、また、無機質に、当たり前の日常が始まります。及川さんに会えない毎日でも、地球は回って、朝と夜は交互にやってきて、私の心臓は動きます。

‪‪‪ そういう中で、ふと、及川さんに会えないことを思い出して、泣いちゃうこともあるかもしれないけれど。そんな私を笑ってゆるしてください。そうしたら、私もなんとかやっていけそうな気がします。


‪‪‪ もう擦り切れちゃうくらいに伝えたけれど、約8年間、本当にお世話になりました。これからもずっと、あなたは私の憧れで、希望で、いちばん大好きなひとです。及川さんのこれからの人生が、幸せでいっぱいでありますように。

 


‪‪‪ ありがとう。さようなら。

‪‪‪ お誕生日おめでとう。