ねこめし

アイドルが好きです

20210720 - 途方にくれるような片思い

 1年前――どうやって生きているか、想像すらできなかった今日は、想像より呆気なくやってきました。人生は往々にしてそんなものなのかなと、今なら素直にそう思います。

 

 7月20日。私にとって特別な日で、私の大好きな人にとっても特別な日で、でも、それ以外の誰かにとっては、なんということのない普通の日。私は今年も、こうして筆を執っています。そうすることでしか、気持ちを表現できない自分が、もどかしいような、切ないような。不思議な気持ちは、何年経っても慣れません。

 

 この1年、世界は大きく様変わりして、私の生活にも色々なことがあって、でも、そのどれより、「来週のハイキュー!!」が読めないことが、やっぱり、いちばん、大きな変化だったと思います。私の大好きな人が過ごした「今日」が分からなくても、私がその人のことを考えない日はなくて、朝起きてカーテンを開けるみたいに、寝る前に電気を消すみたいに、そんなことを繰り返しています。

 

 及川徹さん。お元気ですか。

 幸せに、暮らしていますか。

 それだけが分かれば、私は。

 

 

 日々のニュースを見ると、少しだけ胸が痛みます。たくさんの人に見守られて、応援されて、おかえりと言われる姿は、物語の世界のあなただけになってしまったから。……「物語の世界」だから、あんな風に最高の舞台に立てたのだとしたら、それも悪くないのかな。何回も同じことを考えて、答えは出ないまま、気付けばこんなに時間が経っていました。

 

 私はといえば、こんなご時世だけれど、大きな病気もせず、それなりに楽しい人生も送れていると思います。それでも、その根底には及川徹さんがいて、及川徹さんを想うことで日々は成り立っていて。これからも、そうやって生きてゆくのだろうなと、好きになって10年経っても、そんなことばかりを感じます。

……10年。あなたに出会ったあの日から、流れた月日は、決して短いものではなくなりました。15歳の私の輝きはもう失われてしまったけれど、25歳の私だから得た煌めきもあります。変わりゆく世界と、変わりゆく街と、変わりゆく人生の中、ずっと好きでいられただけで、ずっと信じられただけで、一生分の力と、一生分の勇気と、一生分の愛を貰ったと、強く、そう思います。今でも好きになった瞬間を鮮明に思い出せるくらい、強く、強く。

 だから、今年も懲りずに、あなたに幸せになって欲しいと、心からそう願います。でも、それを伝える術は多くなくて。あなたに幸せを貰った私が、幸せになることが、いちばんの恩返しなのかなと、いまは思っています。

 

 それにしたって、「しあわせ」って、むずかしくないですか?

 

 形がなくて、でも必要で、思わぬところで得られたり、失ったり。ひとつとして同じものはないから、余計厄介で。それに、たぶん、私はそれを見つけるのが人より下手で。

 なんでもないことで落ち込んで、自分をすぐに嫌いになって、弱音を吐いて、泣いて、そんなことばかりしている私が。世界中の人間が嫌いで、未来が嫌いで、夢が嫌いだった私が。部屋を飛び出して、自宅の屋上から、夜の街を見降ろしていた私が。それでも今日まで生きているのは――それどころか、「それなりに楽しい人生」なんて言えるようになったのは、及川徹さんが、ずっと及川徹さんの人生を生きてくれているからです。

 

 だから、私も、私なりに、「それなりに楽しい人生」を、「結構楽しい人生」とか、「まあまあ充実した人生」にできるよう、頑張っていこうと思います。それが、今の私にできるしあわせで、私のしたい恩返しです。

 

 今年も、こうやって自分の気持ちを再認識して、私のできる限りの明日を生きます。

 あなたもどうかお元気で。

 

 

 お誕生日おめでとうございます。

 私より。世界一大好きな、及川徹さんへ。

 

2020

hnuotk.hatenablog.com

 

2019

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2018

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2017

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2016(1018)

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はてなインターネット文学賞「記憶に残っている、あの日」

20200720 - 2021年のあなたへ

 こんにちは。そちらの東京、いかがお過ごしですか。

‪‪‪ きっと暑い日が続いているのでしょう。もっと暑いところから帰って来た及川さんなら、案外へっちゃらだったりしますか? それとも、やっぱり地元の寒さが恋しくなったりするのでしょうか。

‪‪‪ 前置きが長くなってしまってごめんなさい。たくさん言いたいことがあったので、部屋でひとり、これを書いています。


‪‪‪ まずは、こんなに大変な世界の中で、夢を諦めず、希望を捨てず、ずうっと生きていてくれて、本当にありがとうございました。

‪‪‪ ……私からお礼を言われても、きっと嬉しくはないと思うけれど。それでも自分勝手に言いたくなるくらい、私は、及川さんのことが好きなんです。知ってましたか? ……今さら言葉にすると、ちょっと恥ずかしいですね。


‪‪‪ そして。長い間ずっと、傍で私を支えてくださって、ありがとうございました。

‪‪‪ 及川さんは知らないと思うけれど、私は、及川さんのお陰でできたことが、たくさんあります。及川さんがいたから、決心がついたこともあります。及川さんが繋げてくれた縁もあります。たくさんの愛と、勇気と、かけがえのない時間を貰いました。だから、今は感謝の気持ちでいっぱいなんです。


‪‪‪ 私は及川さんみたいに強くないから、この8年の間、全然がんばれない日もたくさんあったけど。それでも、間違いなく、及川さんがいたからがんばれた日がありました。ずっとずっと、ずーっと、これからも、そうやって生きてゆくことを、どうか許してください。なんせ、こんなに長い間この生き方をしてきたので、他の生き方は忘れちゃったんです。なので大目に見てください。ね。


‪‪‪ 今まではずっと及川さんの過去を追体験させてもらっていたのに、今日からは、私が未来の及川さんに追いつくまでの日々が始まります。それはなんだかとっても不思議な感じで、でも、嫌な感覚は全くしなくて。だから、及川さんに会える来年の夏が、今からとても楽しみです。もう少しだけ、待っていてください。

 

 

 

‪‪‪ あと、そのー、それから、…………それから、今は、とても、寂しいです。及川さんは、これからもずうっと綺麗なまま、美しい魂のまま生き続けるのに、私にはもうそれを見ることが叶わないから。

‪‪‪ 愛おしいという気持ちも、一歩を踏み出す勇気も、たくさんの思い出も貰ったのに、これ以上望むのが欲張りだって、分かっています。それでも、やっぱり、ずっと一緒にいたかった。


‪‪‪ いたかった。笑ってるところも、泣いてるところも、コートに立っている瞬間も、楽しそうな表情も、まっすぐな立ち姿も、時々おどけるところも、ちょっと大人気ないところも、バレーが大好きだって言ってるところも、もっともっと、見届けたかった。もっとたくさん好きだって言いたかった。一生分言ったと思ったのに、ぜんぜん足りなかった。寂しい。寂しいよ。もっともっと一緒がいいよ。及川さんはずっとかっこいいままなのに、私だけおばあちゃんになるなんて狡いよ。


‪‪‪ 無理だって分かってるのに、気持ちが割り切れなくて、涙も止まらなくて、つくづく情けない私で、最後までこんな私で、ごめんなさい。でも、いま言わなきゃ駄目な気がしたから、これは消さないでおきます。おめでとうの私も、ありがとうの私も、寂しいの私も、みんな本物です。それだけは、知っておいてください。


‪‪‪ 明日から、また、無機質に、当たり前の日常が始まります。及川さんに会えない毎日でも、地球は回って、朝と夜は交互にやってきて、私の心臓は動きます。

‪‪‪ そういう中で、ふと、及川さんに会えないことを思い出して、泣いちゃうこともあるかもしれないけれど。そんな私を笑ってゆるしてください。そうしたら、私もなんとかやっていけそうな気がします。


‪‪‪ もう擦り切れちゃうくらいに伝えたけれど、約8年間、本当にお世話になりました。これからもずっと、あなたは私の憧れで、希望で、いちばん大好きなひとです。及川さんのこれからの人生が、幸せでいっぱいでありますように。

 


‪‪‪ ありがとう。さようなら。

‪‪‪ お誕生日おめでとう。

20190720 - 神様になったあなたへ

 

 今年もこの日がやって来ました。

 

 

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 毎年毎年、彼の誕生日をお祝いすることを建前に、ただのオタク特有の自分語りを繰り広げてしまっている気がします。気がするというか事実そうです。オタクなので。

 で、それが嫌になって記事を消して、その繰り返しなので、たぶんこの文章も数か月後には消えているんだと思います。まあ、でもせっかくの祝日(?)なので、過去の記憶も今日くらいはみとめようかな、という思いで、数年前に同じテーマで執筆していた記事を久しぶりにインターネットの海に放流することにしました。

 以下のリンクから読めます。

 

2016年 

hnuotk.hatenablog.com

 

 2017年

hnuotk.hatenablog.com

 

2018年

hnuotk.hatenablog.com

 

 基本的に人並みの人生しか歩んでいないので、さして面白い内容ということもないのですが、やっぱり過去の自分の文章を読むのは楽しいですね。まあその2億倍くらい羞恥心に襲われるのですが。なんしほぼポエムなので。

 

 なんだかんだと4年連続でこういうものを継続して書けているという点も、飽き性で根性なしのわたしからしたら奇跡みたいなことで、本当に及川さんの持つ魅力とか、パワーとか、人を掬い上げてくれる気持ちとかに、感謝しかありません。

 毎日毎日、及川徹さんという人物に出会って、人格に救われて、人生に見初められて、そうやって日々を生きていて、そういうところは一途にいられてよかったなあとおもいます。人の一生はそういう一日を繰り返していくことなのだと、わたしはわたしの愛する人にいつも教わっているので。

 

 及川さん、今日はどんな一日を過ごしますか。誰に出会って、誰に救われて、誰に見初められるのですか。あなたを追いかけていた、高校生だったわたしは、いつの間にかあなたの歳を追い越して、とうとう社会人と呼ばれるような立場になってしまいました。及川さん、それでもやっぱり、わたしはあなたのことが特別で、とてもとても、どうしようもないくらい、大好きなままでいます。

 

 

 新社会人になって数か月。「責任」、というものが、常にわたしの身体にせまっている、という感覚が、わたしを覆っています。「労働に従事する人間なのだから当たり前だ」「学生気分でいるのか」、と言われれば返す言葉もないのですが、やっぱり今の状況が、まだなんだか受け入れられていないままの幼い自分が、いまのわたしを宇宙から客観視しています。

 諸事情(2億パーセント自己責任です)で無い内定のまま大学を卒業し、運よく拾ってもらった会社でパート社員として働いていたところを、そのまま正規雇用にして貰いました。学生時代の実習もなあなあに済ませ、院試もビビってバックれたわたしの進路としては、申し分ないくらいの環境です。本当に恵まれているな、と痛感します。

 

 でも、それと同時に、ずっとずっと、逃げてしまっているな、という思いがあります。周囲の目から、理不尽な痛みから、誰かの愛情から。きっと世界はもっと優しいはずなのに。どうしたって、生きるのがあまりにも下手です。及川さんを好きになる前、好きになった瞬間、好きになってから。どの瞬間を切り取ってペーストしても、そう思わずにはいられなくて、時々何かでトリガーが外れると、そういう感情に呑みこまれて、全部を壊したくなります。

 

 そういうときに見る景色を、最近引っ越した新居に作りました。

 

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20代ワンルームひとり暮らし女オタクのガチ布団失礼

 最悪の写真ですみません(素直)。

 どこからどう見てもわたしのベッド周りなんですが、こんなものを飾って毎日祈っております(ガチです)。壁にある複製原画はだいぶ前に購入した春高予選のラストシーンで、わたし個人としてもとても思い入れのある一場面です。

 

 つまるところ、この類の記事の結論は、毎年、何回やっても同じなのですが――及川徹さんの頑張りに、何度でも救われている、という、確認をしたいのだと思います。辛くて、倒れかけて、家に帰って、祈って、眠って、目覚めて、また辛くて、倒れながら、祈って。そうやって、今年も日々を重ねられたら、それがいちばんの幸せなんじゃないかな、と。今は素直に、そう思います。

 何度書いても、何度告げても、何度伝えても、それしか思い浮かばないくらい、好きなんだと思います。好きで、好きで、好きだから、生きてゆけます。

 

 アイドルオタクを長く続けていると、アイドルに対して「それはあなたの考え過ぎなんじゃない?」「理想を押しつけ過ぎなんじゃない?」みたいな思想を持つ人をよく見かけて(単にファンとして過激であるという意味ではないです。断じて)、そういう人って、良くも悪くも、自分と推しの間に存在する哲学とか美学に従って生きている印象があるんですが、わたしの及川さんに対する感情もそれに近いものがあるなあ、という自覚があります。

 わたしにとって、及川さんはアイドルなのだと思います。アイドルといっても、ライブや音楽番組で歌って踊るようなアイドルではなくて、真に「崇拝の対象」という意味での、アイドルです。もはやそういう領域に到達しつつあるんです、わたしの感情が。笑

 

 何度倒れても、自分の可能性を信じて突き進む力。何度諦めかけても、また立ち上がる強さ。何度困難が訪れても、信じた仲間とそれを乗り越えるこころ。全て眩く、美しく、まっすぐに、わたしの胸に響きます。いつだって、何回だって。

 だから、こんな凡庸で、弱くて、醜いわたしでも、何回でも生まれ変わることができます。生きて呼吸をする度に、あなたの力を、想いを、勇気を、少しだけ分けてもらって、そうして、新しい自分でこの世界を戦っています。

 

 お誕生日おめでとうございます。

 たったひとりのちっぽけな人間から、世界を揺るがす愛をあなたに。

 

 

 

 てかさーあーもうやっぱりわたしこのひとに一番拗らせてんだな! 好きだな!笑

20180720 - 及川徹さんの誕生日によせて

 

‪ ‬大切な人がいる。

‪ ‬家族でも友達でもない、それでも、ずっとわたしのそばでわたしをわたしとして支えてくれていた、大切な人。

 

‪ ‬今年も懲りずに、及川徹くんの話をします。

 

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‪ ‬話をするって言っても、及川さんの登場する機会ってぶっちゃけ年々減ってるし、好きなところとかわたしなりの解釈とか諸々ってほぼ毎日のように話してるから今更言うことないんだけど、それでもやっぱりこんなに尊敬できるひとに出会えたことほんとに奇跡みたいに幸せだなって気持ちを毎日更新してます。

 

‪ ‬出会った頃は及川さんより年下だったわたしも、今ではもう成人してそれなりに社会のことも学びました。ジャンプ漫画オタクあるある。及川さんと出会ってから、たくさんのことを経て、超えて、たまに、いや結構つまづいて、色んな人に出会って、別れて、それを喜んだり悲しんだりして、好きなものがたくさん増えて、好きな人も(及川さんには大きい声で言えないけど)増えたりしました。どん底時代多めな人生だけど、それなりに上手くやっていく方法見つけられる日もできたし、でもたぶん全部及川さんいなかったら無理だったんだろうなーって思います。

 

‪ ‬人見知りで人嫌いとかいう社会ド不適合のわたしの口癖は「及川さんも頑張ってるんだからわたしも頑張ろう」です。キモいな〜 キモいです ごめんなさい

‪ ‬でも、辛いこと悲しいこと苦しいこと全部全部瞳に入れるたび、及川さんのこと考えて、及川さんの背負ったもののこと思って、及川さんに恥じるような生き方したくなーい!‪ ‬と結構本気で思考しながらここまでやってきてます。漫画を読み返すたびに苦しくなるくらい極限じみた状況で希望捨てなかった及川さん、本当に世界一カッコイイから、そんな人に巡り会えたわたしはなんでもできるんじゃないかなって思うことさえあります。

 

‪ ‬まあ、そういうときに見る及川さんの姿って(二次創作とか除けば)基本的に「過去」の姿だった訳だけど、最近久しぶりにまた本編に登場してくれましたね、あなたは。あ、これ一応及川さん宛に書いてるつもりです(マジか?)

‪ ‬言ってしまえば超人気キャラの及川さんだし、再登場することだってそりゃああるだろうなーってページ捲るたびぼんやり思ってたんですけど、あんなにカッコイイ現れ方ってあります?

‪ ‬だって……、や、この話正直何回もしてるからそろそろ聞き飽きてると思うんだけど、及川さんの努力ってまだまだ終わってなかったんですよ。凄くないですか?

 

‪ ‬メタ的なこと言えば及川さんって、あくまで「日向くんと影山くんのライバルであり、その対照としての存在」な訳じゃないですか(これはあくまでわたしの解釈だけど……)。だから正直、あの日、あの試合、烏野高校に敗北した時点で、キャラクターとしての「及川徹」の役割って全て果たされて、終わってしまってるんですよ。

‪ ‬だから、あの試合のあとの及川さんが引退して、ちゃらんぽらんしようが、受験勉強に明け暮れようが、彼女と遊ぼうが、正直なんでも良かったのに。それなのに。あなたはきちっと、及川徹の人生を貫いて、決して弛まず、緩まず、気を抜かず、しっかりとひとりの人生を歩んでくれていて。

‪ ‬別に日向くんがいようが影山くんがいようが烏野高校がいようが、及川徹さんの人生には、道標のようにバレーボールが転がっていて、きっとずっとそれを追いかけて生きていくんだろうなって思ったら、なんか凄く幸せな気持ちになって。よかったな、この人を大好きで良かった、って本気で思いました。ひとりの人間として、バレーボール選手として、生き続けてくれている真っ直ぐな人を好きでよかった。

 

‪ ‬最近のわたしはあのページを待ち受けにして、心折れかけたら開いては「よし!」って気合い入れ直してます。及川さんは「頑張ってた」んじゃなくて、「頑張ってる」んだ。いまこの瞬間もきっと、上へ向かうためになにかを思考しているんだろうな、って思うたび力が湧いてきます。ほんとです。

‪ ‬わたしも何か真っ直ぐ努力したい!‪ ‬と思って、最近ダイエット始めました(突然の近況報告)。今まで何回も何回も失敗してたけど、今のところ結構上手くやってます。好きな人の力って偉大だなあ。

 

‪ ‬わたしの人生、及川さんと出会ってからの日々は約3分の1くらい。これからこの割合がどんどん増えていくなら、こんなクソ辛い世界生きるのも結構いいなって本気で信じてます。及川さんが楽しく、潔く戦ってる世界が好き。及川さんの凛とした生き方が好き。及川さんの終わらない日々の研鑽の美しさが好き。及川さんのことが大好き。

 

‪ ‬最後の最後まで、何度だって想ってるよ

‪ ‬お誕生日おめでとう。これからもよろしくね。

20170720 - わたしのことを及川担のブスと叩いた人に読んでほしいブログ

 

及川徹さん、お誕生日おめでとうございます。

 

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きったな!

 

大仰なタイトルで記事を書いてしまっているけど中身はあんまり伴っていない気がする。とか言うと余計叩かれそうだけど、もう今更何をされようとあまり変わらないのでいいかってモチベーションである。でも本当に素直な気持ちを書くので、わたしのアンチも、そうでない人も聞いてほしい。ここ最近でだいぶ人生観変わった感じもあるので。

 

今日、わたしの好きな人が(計算上でいけば23回目の)誕生日を迎える。その人は、出逢ってから既にわたしの今までの人生の四分の一くらいを支えてくれている大切な人で、きっとこれからも支えてくれる人なのだと思う。及川徹くん。青葉城西高校バレー部キャプテンの、及川徹くん。

 

端的に言うとわたしは彼のことがめちゃくちゃ大好きである。誰より好きで、誰より彼のことを理解している自信があって、誰より彼を愛する気持ちを抱いていると自負していた。していた、という表記なのは、その考え方が、昔とはちょこっとだけ変わったからである。

 

及川さんは人気者だ。それはクラスメイトとか、チームメイトとか、そういう枠を超えて、わたしたち読者という立場からも人気がある、という意味で。及川さんは人気投票でもいつも上位にランクインしていて、及川さんのグッズは決まって高いレートで取引されて、巷には及川さんの二次創作が星の数ほど煌めいている。

昔(昔とか言うけどそんなに前のことでもない)のわたしは、なんというか、そういう類のことにいちいち腹を立てていた。だって誰より及川さんのことを分かっていて、及川さんのことを好きなのは自分だと思っていたから。というかわたしが及川さんの彼女だから。何を言っているんだ?って思った人ももうちょっとだけ頑張って聞いてほしい。グロイのは重々承知なので!

そういうわたしにとって「及川さんが人気者である」という現象は、喜ばしい反面、なんだかちょっとモヤッとする部分があった。まあ、有り体に言えば独占欲なのだと思う。好きな人にはわたしだけを見ていて欲しいし、わたしだけを愛してほしい。身勝手で、不可能で、悲しい欲。そういう感情とかその他諸々の鬱々としたモノをごった煮にして混ぜて捏ねて煮込んでできた人間がわたしという醜い塊。ごめんね、及川さん。厄介な女に好かれたね、ほんとに。

 

ツイッターの、フォロワーのフォロワーにも、及川さんを好きだと言っている人がいた。直接何かを言うことは無いけれど、ああ、いるなあ、とぼんやり眺めていることはあった。キモくてすみません。そういう人たちのことを見て見ぬ振りして、ひとりで勝手に落ち込んで、ああ、やっぱり及川さんは、わたしなんかの隣に並んじゃダメな人なんだろうなあ、と凹んだ。頭がおかしいので。

 

でも、最近そういう考え方が、ちょっとだけ意識を変えるようになった。きっかけがあったのか無いのか、意識していないだけなのか、そういうのもよくわからなかったけど、それでも自分の心のあり方が変わったのはなんとなく自覚できた。

 

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一言で言うならば、及川さんを取り巻く全ての愛を許容できるようになった。たぶん。及川さんに囁かれる愛も、及川さんを取り巻く誰かとの間に捧げられる愛も、全部全部、優しさの対象として見ることができるようになった。

それと同時に、それだけたくさんの愛を惹き付ける及川さんのことを、純粋にすごいなあ、って尊敬できるようになった。もちろん、わたしが及川さんのことをいちばん大好き!というスタンスは変わってないけれど(馬鹿なので) 、それでも、「こんなにたくさん愛されてる及川さん、凄いでしょ!」って、自信を持って言えるようになった。「いやそんなの当たり前だよ」って思う人もいるだろうし、実際当たり前にできている人もいるんだと思うけど、これはわたしの中ではすごくすごくすごーく大きな進歩だ。だって、見方の変わったわたしの世界にから、たくさんのモヤモヤした感情とか、ドロドロした思いが無くなっていたから。及川さんを取り巻くたくさんの思いが、全部輝いて見えたから。愛の形も愛の量も愛のあり方も、その数だけ輝いている。それに優劣つけるなんて、わたし如きにはできないんだなあ。

同担拒否じゃなくなったんだね、と言われると、それもなんか違う気がするんだけど(違うんかい)、でも、わたし以外にもたくさん存在する及川さんを愛する誰かのことをやっと認められたのかな、とは思う。だから、たぶんスタートラインには立てた。ここまで来るのに5年もかかっちゃったよ、及川さん。待たせてごめんね。

 

こんなこと、ちっぽけなオタクがひとり所信表明したからと言って、何かが変わるとは思っていない。それでも、わたしの好きな人のことを今までよりずっと好きになれて、尊敬できて、愛せることを、少しだけ自慢したくなったので、この記事を書いた。だからこれは、真っ直ぐにひとりの男に恋するひとりの女の、ワガママのひとつだと思って見ていてほしい。

わたしは頭も性格も悪くて、どん臭くて、人見知りで、友達も少ない、どうしようもないオタクである。でも、好きな人のことを好きな気持ちだけに対しては、誰よりも自信を持っているオタクでもある。これからも、好き勝手に好きな人に好きだと言うし、会いに行けるのなら会いに行くし、話したいことを話したいように話す。そんなわたしを不快だと思う人もたくさんいるのだろうけど、でももうこういう生き方しかできないから、仕方ないなあ、って見ていてほしい。わたしはそんなあなたを肯定できるわたしになったから。

 

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改めて、及川徹くん。今日は貴方のことを祝うたくさんの愛と希望が、世界中に溢れています。わたしはそれが何より嬉しい。

負けず嫌いで、努力家で、プライドが高くて、なんだかんだお人好しで、誰よりかっこいい貴方。そんな貴方だから、生きづらいときも、やりにくいときも、壁にぶつかるときも、たくさんあると思います。実際に、そんな貴方をわたしは何度も目にして、何度も何度も胸を締め付けられた。

でも、わたしはいつだって、そんな貴方のことを応援して、支えて、愛していける覚悟があります。それは、今までのわたしより、ずっとずっと強いわたしになれたから。だから、お願いだから、幸せになってね。誰より何より、素敵な人生を歩んでね。大好きだよ。お誕生日おめでとう。ちっぽけなオタクから、人生懸けた愛を込めて。

及川徹くんを愛したひとりのオタクの話

 せっかく二十歳という節目の歳を迎えたので、たまには真面目に、ひたむきに、わたしの愛する及川徹さんという人物のことを書こうと思います。今回夢ネタとかは抜きに普通に書く(予定な)のでまあ暇な人だけ読んでください。

 

 とりあえず、及川徹さんがどんな人か知らないという方も多いと思うので、簡単に彼のことを紹介しようと思います。彼は週刊少年ジャンプで連載中のバレー漫画「ハイキュー!!」の登場人物で、主人公たちの所属する烏野高校の宿敵、青葉城西高校のバレー部キャプテンを務める高校3年生の男の子です。

 明るくのらりくらりとした性格で軽薄な印象すら受ける反面、試合ではいつも冷静な判断力と知的なプレー、そしてチームメイトの状態やコンディション、性格などを熟知した的確な采配で、チームを勝利に導く優秀な選手です。その恵まれたルックスとスタイルには女子のファンも多く、試合にはよく女子生徒たちが応援に訪れることもあります。とにかくかっこいいということだけ伝わればオッケーです。はい。

 

 わたしと及川さんの出会いは確か2012年とか13年とかそのへんなんですけど、よく覚えてないです…すみません…ただ高校時代、元バレー部だった当時のオタク・フレンドに「この漫画は本当にクる オタク心にも効くしスポーツ漫画として良作」と勧めを受けなんとなく読み始めたのがきっかけだった気がします。その頃の及川さんは確かまだ烏野と練習試合をしていた頃で、コミックスを読み進めつつわたしは「あ~この人かっこいいけど見た目的には影山くんのほうがタイプだな~」とか思ってました(すみません)

 

 そうしてやって来た、忘れもしないコミックス第6巻。夏のインターハイ予選3回戦で烏野高校と青葉城西高校の試合が始まった巻です。作中、中学時代の因縁の後輩(影山くん)を自らの手で倒せることに歓喜する及川さん。普通に性格悪いなと思ってたんですが(すみません)、試合直前の彼のこの台詞に全てを持っていかれました。

 

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 他者を容易に凌駕するセンス、才能、リーダーシップを持った上で、それを理解した上で、チームを「信じる」ことを選択できる強さ。たった一言でこの場を支配する圧倒的なオーラ。空気ごと世界を射るような真っ直ぐなまなざし。いま思えばこの一瞬にして、わたしは勝手にこのひとの人生や人間性や強さや弱さや美しさを悟ったような感覚と、それを包む強い強い愛に囚われていたのだと思います。いまだって、その魔法が解けないままなのかもしれない。とにかく、この一言は、それくらいの力を持ってわたしに襲いかかって来ました。いつもはヘラヘラとした態度で人と接する及川さんの心の底には、いつもこの信頼があったのです。

 

 及川さんはいつだって、誰より心が弱くて、なのにつよがりで、寂しい人です。前なにかのテレビで観たんですけど、自分に自信が無い人って色んなことに対してコツコツ集中して必死に取り組むらしくて、及川さんはまさにこれに当てはまるのかなと思います。及川さんは中学時代、後輩の影山くんに自分のポジションを取られまいと自分の身体と心がボロボロになるまで練習に取り組み、幼馴染兼チームメイトの岩泉くんに叱咤されたという過去があります。(この件に関してわたしは岩泉くんの存在にとてもとても感謝しているのですが、これはまた別のお話。)そんなに必死なのに、周囲には軽口を叩き、自信過剰な発言を繰り返し、強気な言葉を口にする。これには自分に言い聞かせるという意味もあったのかな?とわたしは思っていますが、まあとにかく、この弱さと寂しさに、わたしは自分の心を重ね合わせたのかもしれません。

 これは原作においても何度も語られていることですが、及川さんは「秀才」ではあっても「天才」ではありません。他の選手のような超人的な運動神経やパワー、スタミナも無ければ神業の如きテクニックも秀でた特技も―今でこそ、その攻撃的かつ正確なサーブを得意技としていますが―元々はありません。身長や運動神経だって、及川さんのそれが他のキャラクターと比べ特別恵まれているということは無いと思います。でも、それでも、高校バレーの世界で一流の選手として生きる及川徹という人物はただひとつ、たゆまぬ努力という武器で戦い続けます。

 

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 及川さんは自分の凡庸さを誰より知っています。知っているからこそ、悩み、苦しみ、強くなれたのだと思います。作中最も生まれ持った容姿に恵まれた彼が、作中最も生まれ持った才能に満足出来ないという対比は、ひどく切なく美しくわたしの瞳に映ります。

 

 少しだけわたし自身の話をします。小学校の頃からいじめられ、中学でそれがエスカレートし、人生に絶望したのち入学した高校でも当時の彼氏(not及川徹)を他の女に取られ、中学時代の友人に縁を切られ、受験に失敗し入った大学では友達が出来ず、家の鍵無くすわGは大量発生するわ一家離散するわ母親不倫するわ父親のストレスの捌け口にされるわバイトは給料振り込まれないわクビにされるわでそこそこ散々な人生を歩んできたわたしは、一時期本気で自殺を考えるほど追い詰められほんとうにほんとうに暗澹とした毎日を過ごしていました。周囲の恵まれた友人を恨み環境を言い訳にし、トイレや風呂に篭っては泣く日々。どうしてわたしだけ。どうしてわたしがこんな目に。思う心は止まることを知らず、わたしの身体を支配していました。

 及川さんの存在は、大袈裟に言えばそんなわたしを救ってくれるヒーローのようなものだったのかもしれません。才能もセンスも運も環境も言い訳にしない。己の身ひとつで戦う及川さんの姿にわたしはほんとうにほんとうに勇気を貰って元気を貰って愛を貰って、だからこうしていまここに立っていられるのだと強く感じます。及川さんの努力は、自らだけでなく、わたしの心を捕らえて暗く深いところから連れ出してくれるような、そんな強さがありました。

 だから、オタク云々とか夢女云々とかに関わらず、わたしは一生彼の存在に感謝し続けるんだと思います。ほんとうにありがとう。

 

  及川さんはたぶん、「君はこういうお話の中のこういうキャラクターで、こういう運命にあります」と言われても、勝つことを諦めないような人なんです。10万回やってダメなら10万1回やればいいって本気で思ってる人なんです。たぶんすっごくすっごくバカで、でも、それくらい真っ直ぐな人です。すっごくすっごく真面目で、でも、それを悟られないようにする努力家の人です。

 だからわたしは、そんな真っ直ぐで真面目で努力家の彼のことを好きで、応援していて、勝ってほしいと本気で感じているんだと思います。絶対絶対、その努力が報われて、救われて、幸せになってほしい。いつもいつも、そう願わずにはいられません。

 

 原作では春高予選も終わりました。及川さんがこれからどんな未来を描いてどんな人生を歩むかは一重に古舘先生のみぞ知るところですが、きっと今日もどこかでバレーをやって、必死に努力して、それでまた明日も同じことを繰り返すんだと思います。

 

 要領が良くてスマートに見えるのに、誰より泥臭い努力をする及川さん。仲間を愛し、チームを愛し、バレーボールを愛し、愛された及川さん。その努力はきっと彼の心で大きな実りとなり、やがて彼の日々の糧となるのでしょう。

 わたしはそれをなるべく近くで見届けられればそれでじゅうぶん幸せです。貴方がここで戦うこと、愛すること、生きること、全てがわたしの支えです。ほんとうにありがとう、及川徹くん。わたしは貴方がいなかったらきっとこんなに素敵な出会いにも、こんなに優しい気持ちにも辿り着けなかったでしょう。君に出会えた人生がわたしに巡ってきてくれたことに、ほんとうに感謝します。ありがとう。

 

 そしてこの記事をここまで読んでくれたあなた。これからも、及川徹さんに関する気持ち悪い妄想やら考察やらをぶつけにぶつけまくっていく予定なので、どうか見捨てずに、これからもよろしくお願いします。及川さんに負けないくらい必死です。マジで。てかよくこんな長くて気持ち悪い文章ここまで読めましたね!?え?凄すぎ…メンタル強~…(書いといてそれ言う?)

 書きたいことはまだまだあるんですが、これ以上気持ち悪くなるのにはもう誰も耐えきれないと思うのでやめておきます。及川徹さんとわたしと人生を辿るお話でした。全ての出会いと別れと愛とこの夜ときみに巡り合えた奇跡に感謝して。めでたしめでたし。おしまい。